審美性・機能性の両方を高める大人の矯正治療
きれいな歯並びは、審美性(対人、自己評価など)、機能性(咬み合わせ、発音、清掃性など)、そしてステイタスとして大切なものです。欧米ではきれいな歯並びは美しく見せるアイテムと考えられ、アメリカでも大学進学者の多くが歯列矯正を受けています。また、機能性での咬み合わせと姿勢、全身状態との関係は密接にあります。咬み合わせが悪いと、顎関節症や肩こりなどの原因にもなるようです。
きれいな歯並びで、審美的かつ機能的で、正常な咬み合わせと咀嚼機能を取り戻し、健康的なライフスタイルを送りましょう。
大人になってから行う矯正治療の意義
歯並びは顔貌や笑った時の印象に関わります。口を大きく開けて笑うことができない、人前に出て堂々と話せない・・・そんな想いを抱えて過ごしている方もいらっしゃいます。しかし、矯正治療を受けた後の患者様の表情はまるで別人のように変わります。単に歯並びが良くなっただけでなく、笑顔に自信を持てるようになり、立ち居振る舞いもどこか違う。矯正治療は心も健康にする治療だと感じています。
また、成長途中の子供は一度矯正を行った後にさらに歯並びが変化することがありますが、大人の場合は治療後の状態をある程度推測することができます。そのため目指すゴール(歯並び)を設定しやすい面があり、また子供と違って患者様ご自身の意思で矯正治療を始める分、狙った治療の効果が期待できるのが大人の矯正の特徴です。
大人の矯正で使用する装置
ワイヤー矯正
歯の表面にブラケットと言われる矯正装置を取り付け、ワイヤーやゴムの力を利用し時間をかけて徐々に歯を動かす方法です。出来るだけ抜歯をしない方法を選択するように心がけ、患者様によって、色々な装置を使い分けて行っております。審美的に良いセラミックブラケット、治療期間を短縮する特殊なメタルブラケットや矯正用インプラントなどにより、治療期間や費用はさまざまです。
残念ながら、舌側矯正(裏側矯正)は発音障害や嚥下障害が起こり、舌や粘膜に傷をつくったり、治療費用や期間が通常の約2倍かかるなどデメリットが多いためお勧めしておりません。
インビザライン
透明で目立たず、矯正をしていることが周囲に知られにくい当院お勧めのマウスピース矯正です。食事やお手入れ時には簡単に取り外すことができ、装置を清潔に保ちやすいというメリットもあります。治療がどの程度進んでいるかは画像データをもとに確認できますので、患者様はモチベーションを高く持って治療に臨めます。無料でご相談を受け付けておりますので、インビザラインにご興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせ下さい。
矯正治療の手順
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検査・資料採得
問診、レントゲン撮影、歯型採得などお口の検査や状態確認を行います。
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治療方法の決定
診断を通して治療計画を立案し、患者さまとご相談しながら最終的な治療内容を決定します。
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治療開始
お口に矯正装置を装着し、治療の経過観察と装置の調整を繰り返しながら歯並びを整えていきます。
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メンテナンス
矯正装置を外したあとは後戻りを防ぐためにリテーナーを装着し、定期的に咬み合わせのチェックとクリーニングを行い歯並びを固定します。